味わい |
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香り |
ワイン名 | Allegrini Recioto della Valpolicella Classico |
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生産地 | Italy > Veneto |
生産者 | |
品種 | Corvina Veronese (コルヴィーナ・ヴェロネーゼ), Rondinella (ロンディネッラ), Oseleta (オセレタ) |
スタイル | Red wine |
2016/09/07
(2009)
RECIOTO(レチョート)とは、Recie(耳)からきた言葉、葡萄を耳たぶと同じぐらいの固さまで陰干しして、クリスマスのお祝い事に使います。 そもそもアマローネは、レチョート(甘口)を造ろうとして、糖度がアルコール化され失敗作になってしまったもの。 ALLEGRINI(アレグリーニ)はヴェネト、アマローネの造り手のなかでは老舗で、MAJI(マァジ)の方が日本国内での知名度はありますが、16世紀から木樽を使ってきたのも、アパッシメント(自然乾燥)もアレグリーニが先、熟成も長く、何よりトレヴィキオリの常連です。 そのアレグリーニの創業者、GIOVANNI(ジョヴァンニ)の名を冠したリチョートを頂きました。 光沢はないが澄んだ濃赤からオレンジ色、華やかさはないがグッと深く入るドライフルーツの香り。アタックはしっとりとして、酸は熟成され、枯れた感じを残し、極めて控えめ。 イチヂク、プルーン、香草、アニス、様々なニュアンスがありますが、不思議と一種にまとまって、かつシルキーな印象です。 クリームをたっぷり使ったブルガリのチョコレートケーキは、なかからトロッとした更に濃厚で温かいチョコレートが流れでて、口のなかの、ジョヴァンニ・アレグリーニと融合すると、ヴェルベットのように滑らかで奥深く、官能的で夢ごこちな空間にトリップするのでした。