味わい |
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香り |
ワイン名 | Bosco Caldaia |
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生産地 | Italy > Campania |
生産者 | |
品種 | Aglianico (アリアーニコ), Piedirosso (ピエーディロッソ), Sangiovese (サンジョヴェーゼ) |
スタイル | Red wine |
2016/06/27
(2003)
お一人様ワイン会 イタリア編 ボスコ・カルダイア 2003 アンティカ マッセリア ヴェンディッティ カンパーニャ 一杯のグラスに時の流れを感じる美しい色の協和です。エッジ優しい黄昏色。続いて、暮れる間際の穏やかな夕陽色。そして、ポツポツと灯るあたたかい街頭と夜空が混ざったやわらかなスミレ色。グラスの奥には、甘く楽しい夜包みこまれる深く艶やかな紫色。 素晴らしいのは、それぞれの色がしなやかに折り重なり、美しい調和を生み出している様相です。また、熟成を感じるお色なのに、輝くほどの透明感にも、うっとりします。 抜栓直後の香りは、黒すぐり、野獣(大好き!!!)、枯れ木、樽、土の香。5時間後の香りは、それらに加えて、熟したプラム、ほし草、タバコの葉、胡椒、薔薇、チョコレート。 抜栓直後、ピリッ刺激。羊の血とエグミ。味わったことのない感覚でした。でも、どこか惹かれるお味。ピッツァ マルゲリータとはそこそこ、ピッツァ フォルマッジとはバツグンの相性で、フォルマッジと飲むと、まろやかで深い旨味を感じました。 ゆっくり楽しみたくて、濃厚なデート。5時間後のお味は、身体の芯に響く酸味、リッチな甘み、優しい抱擁のようなタンニン。余韻は長めで、薔薇の香りが残ります。濁りのない美しい外観と、喉から全身へ沁みわたる芳醇な旨味は、まるで優しく上品な方の情熱的なキスの味(妄想 笑)。 ゆったりワインと一緒に過ごすって幸せ。最初の1時間で見切りをつけるなんてもったいない。あれ?と思っても、じっくり付き合い、お互いを知り合っていく素敵さを噛み締めた夜でした。ありがとう、ワインさん♪