味わい |
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香り |
ワイン名 | Laurent Miquel Chardonnay |
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生産地 | France > Languedoc-Roussillon > Languedoc |
生産者 | |
品種 | Chardonnay (シャルドネ) |
スタイル | White wine |
2015/01/26
(2002)
以下、当時の記。 ☆ ワインとジャズと自由が丘で繋がっている、一回り年上の友人I氏宅での恒例ジャズ&ワイン会。 午前中の内に自宅からワイン4本(白2・赤2)持参でI氏宅へ。二人で二子玉川へ繰り出し、高島屋地下でフード(惣菜)を買い込む。 猛暑の中、I氏宅へ戻るとすぐに、ビールで喉の渇きを潤す。フードをテーブルに拡げる。計6千円弱ながら、豪華そのものの御馳走。シングル男2人、箸を片手に、悦に浸る。 冷やしておいたローラン・ミケール・シャルドネをあっという間に空け、初購入のスペインの赤(ワイン名は失念)を時間をかけて味わう。 持参したCD、C嬢のチャーミングなヴォーカルをフィーチャ一したサバビアン・カフェの『浜辺のキリン』(1995)にI氏、ゴキゲン。 その後はひたすらジャズ三昧。I氏の優れ物オーディオ機器で改めて聴く『WALTZ FOR DEBBY』の生々しい臨場感。エヴァンスのピアノとモチアンのドラムは硬く、ラファロのベ一スは柔らかく。43年前のヴィレッジ・ヴァンガードにいるとしか思えない感覚。 まったりとした心地良い時間を過ごし、帰宅は21時過ぎ。いつもより長居してしまった。 ☆ 主役たるローラン・ミケールのことは名前しか記してないけれども、このラッパのマークのワインはこの当時(00年代前半)、白も赤も良く買って飲んでいた。シャルドネは飲みやすくて好きだったなぁ。 話題にしているディスクについて触れておきます。 『浜辺のキリン』(2枚目の写真)でヴォーカルを務めたC嬢は1995年のレコ発ライヴでその歌声に一目惚れ。 その後、逢う機会がなかったのだけど、10年後の2005年に代々木の名門ジャズ・クラブで再会。素晴らしいジャズ・ヴォーカリストになっていた。私を含めて多くの熱心なファンがいたのに、数年後に突如として一線から消えてしまった。 いまだに、私にとって、日本人女性ジャズ・ヴォーカリストとしてはNo.1の忘れ難き存在。 後年(2014年)、自分の工房も持つジュエリー・デザイナーブランドの女友達がハードな日々を送っているのを見て、2枚所有していたこのアルバムをプレゼント。多忙な彼女の心を癒してくれているようだ。 今では入手困難だけど、佳いアルバムです。 ビル・エヴァンス(p)の名盤『WALTZ FOR DEBBY』は、ジャズを聴かない方でも同名曲を耳にしたり、このアルバム・ジャケットを目にしたりしたことがあると思う。 クラシックのピアニストがこのアルバムを聴いてジャズに目覚めたという話は数限りなく。 このライヴ・アルバムでウッドベースを弾いているのが天才スコット・ラファロ。私の最も好きなウッドベース奏者。残念ながら、NYの名門クラブにおけるこのライヴ(1961年6月25日)の僅か数日後に自動車事故で夭折してしまう。 残念でならない。 同じ写真(3枚目)に一緒に写っている本はフランス人作家による『ある夜、クラブで』という小説なのだが、ビル・エヴァンスもスコット・ラファロもドラムのポール・モチアンも登場し、演奏シーンだけでなく、台詞もある。そして、主人公と恋に落ちるのが、このジャズ・クラブのオーナーであり、歌い手でもあるデビーという女性。 ジャズ好きが思わずニヤリとしてしまう恋愛小説です。 今はもう逢わなくなったけれども、一回り年上の畏友I氏はジャズ喫茶顔負けのオーディオ設備を持ち、ジャズのアルバムを沢山聴いたなぁ。 私がワインを選び、彼がレコードを選ぶというパターン。隔週の週末ペースで集まり、女性のゲストも時々呼んだ。 楽しい日々でした。