1860年、エドモンド・ド・アヤラにより創業。メゾンの歴史はスペイン貴族の家系の彼がシャンパーニュ地方でシャンパーニュ造りを学んだことから始まる。そこでマルイユ子爵の娘との婚姻を機に、アイ村のブドウ畑とシャトーを所有することとなりシャンパーニュ・メゾンを設立。そのクオリティーは瞬く間に英国等で高い評価を得て、第二次大戦以前より、英国王室とスペイン王室御用達となった。小規模な家族経営のメゾンだが、自社及び買い付けたブドウは醗酵から瓶詰め、出荷まで全て自社で行い「オート・クチュール」のシャンパーニュ造りを実現している。また1882年に創立された「グランド・マルク組合」の設立メンバーであり、2005年からは、ボランジェグループの一員として一翼を担う老舗のメゾンである。